ASW ソーラーシェアリングのO&Mに対する新サービス開始
アドラーソーラーワークスは、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)に対する「営農型太陽光発電設備の設計・施工・メンテナンス一括請負サービス」の提供を開始した。ソーラーシェアリング向けのO&Mサポートサービスを提供する千葉エコ・エネルギーの協力を得て、さらなるソーラーシェアリングの普及を目指す。
2018年8月時点で、アドラーソーラーワークスは全国90ヶ所(約120MW)の太陽光発電所に対するO&Mサービスの提供実績を持つ。また、ソーラーシェアリングについても特高クラスの発電所や、千葉エコ・エネルギーが所有する高圧クラスの発電所のO&Mを担っている。
ソーラーシェアリングは、地上設置型の太陽光発電設備と比べて高さのある架台の設計や、発電所の下で営農を行っている点などが異なり、O&Mについても地上設置型とは違ったアプローチをする必要がある。そのため、発電所の運転開始後の効率的な事業実施のためには、設計段階から農業への配慮が必要となることはもちろん、長期的なO&Mコストの最適化を図れるような設計とすることなどが求められる。
アドラーソーラーワークスでは、例えば架台の高さから人の目線ではパネル等の目視やIR検査が難しい場面において、IRカメラを搭載したドローンを使用して点検をするなど、ソーラーシェアリングの特性を把握したO&Mに対して業界内でも有数の知見を持っている。千葉県匝瑳市の匝瑳メガソーラーシェアリングの竣工検査においては、10,419枚のモジュールを検査するためにドローンを使用した実績がある。
更に、これまでのソーラーシェアリングにおける竣工検査やO&M業務で得た知見を用いて、モジュール配置・電気設計・架台設計の最適化などを提案し、設計・施工・O&Mまでの一貫したサービスを提供していく。豊富なソーラーシェアリングのO&M実績を有するアドラーソーラーワークスは、今後ますます全国にソーラーシェアリングを広める予定である。